世界を変えたいという想いだけでは、実現も継続も難しい。

学生時代、世界の貧困や戦争を無くしたいと思い、国際公務員を目指していました。それになるには大学院の進学が必要で、まずは自分でお金を貯めなくちゃいけなくて。せっかく社会に出るからには、お金がない人とお金がある人を結び付けられる人間になりたかったんですよ。だから、証券会社に絞って会社探しをしていました。ある日、「いちよし証券は、世界銀行と債券の仕事をしている」と聞いて、自分の夢に近づけるな、と入社を決めました。
こう聞くと意外かもしれませんが、高校時代は「自分が死んで戦争が無くなってくれるなら死んでもいい!」と考えたりもしました。その考えが変わったのは、大学で途上国支援の勉強をしてから。自分の考えは一過性の解決にしかならないんだなってわかったんです。何かの活動を続けるにはお金がコンスタントに必要。きれいごとだけでは人助けにならないと分かったからこそ、今も学び続けています。

営業希望なのに、人事に配属!?でも、今すごく充実してます。

2015年の4月に人事に異動になっときは大変でしたね。希望を出したことがなかったので、どうして?と思いましたし、家族も急な転勤に戸惑っていたのを覚えています。
 営業から人事になって思うのは、社内には想像してたより面白そうな部署がたくさんあるなということ。学生時代は人と関わる=営業のイメージがあったけど、人事の仕事をするたびに今興味ある部署がどんどんできちゃうんですよ。人事本体も、経営層に近くて、今後の会社の展望や課題が営業にいた時よりもしっかり見えてくるし。
 学生時代に想像していた会社組織の中の立ち位置は、あくまで想像でしかありません。自分が思ってもみないような場所に所属することは、「やりたいことと違う!」とぼやくことではなく、新しいものを知るチャンスだということが、身に染みてわかりました。

心配してくれる家族も大切。でも、努力で勝ち得る信頼もある。

就活中に証券を受けてると聞くと、父はものすごく反対しました。バブル崩壊や不祥事のイメージを持っていた父にとって、息子をそこに預けられない!と思ったんです。それに父は働くというのは、汗水たらしてやるものだ、という考えがあったので、お客様のお金を運用してお金をいただく証券の仕事そのものにも、反感があったんですね。
 学生さんたちと話していても、やっぱり親御さんの意見を尊重される方が多いように思います。家族と離れて働くことも、企業が信頼できるかも不安だという声もよくあって。自分が心配されていたからこそ、親御さんの言葉に迷う学生さんたちの気持ちはわかります。
 父は、入ったばかりの時に弱音を吐きながらも仕事にかじりついてる僕を見て、証券で働くことをやっと認めてくれました。今では証券会社の社会的役割を理解し、応援してくれています。確かに、最初から応援ムードの中で入社できたら一番いいのかもしれません。でも、本気でやりたい仕事に向かう想い・心意気を見せていれば、きっと親御さんは子供のことを見てくれます。最初から理解されないだろうとあきらめる前に、挑戦すること。僕はそれをおすすめします。